琵琶湖の晩秋から冬、そして春にかけての定番の釣り!
特に陸っぱりでデカバス釣果を叩き出している、デプスのデスアダー6インチを用いたジグヘッドスイミングやミドストのやり方とコツを説明します。
そして、オススメのフックやオススメのタックルセッティングなどをご紹介します。
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目次
- デスアダーとは
- デスアダー6インチのスペック
- デスアダー6インチにオススメのジグヘッドフックのサイズと重さ
- ジグヘッドスイミングとミドストのやり方とコツ
- デスアダー6インチのミドストにオススメのタックルセッティング
- 関連YOUTUBE動画
- まとめ
デスアダーとは
出典:DEATHADDER | deps OFFICIAL HP | デプス 公式HP (depsweb.co.jp)
デスアダーはデプスのソフトルアー代表作であり、数々のデカバス捕獲記録を叩き出した、デカバスハンターなら必ず携行しておきたい定番ワームの一つです。
長細くリブの効いた扁平ボディにピンテール状のテールがついた形状をしています。
特に琵琶湖では必ず持っておきたい最強ワームの一つに含まれており、一年を通して活躍する定番ワームです。
デビュー以来、桁違いとも言える数のビックバスを仕留めてきた実績と、誰にでもビッグバスをもたらしてくれるという圧倒的な威力でソフトベイト新時代を築き上げてきた“デスアダー”シリーズ。
水流を身にまとうボディーフォルムと、急激に細められたテールが生むリアルなタイトバイブレーションは、ミノーイーター化したビックバス達に違和感なく口を使わせる爆発的釣果を叩き出しています。
いまや定番とも言える“デスアダー”の高い順応性は、ノーシンカー、ジグヘッドリグ、テキサスリグだけでなく、ワッキーリグやダウンショットリグ、スピナーベイト・トレーラーなど、あらゆる用途において高い実釣性能を発揮してくれます。
出典:DEATHADDER | deps OFFICIAL HP | デプス 公式HP (depsweb.co.jp)
デスアダー6インチのスペック
価格 | ¥770(税込価格)※2022年9月時点 |
入数 | 6個入り |
推奨オフフック | #3/0~5/0サイズ |
デスアダー6インチにオススメのジグヘッドフックのサイズと重さ
デスアダー6インチでジグヘッドスイミングやミドストを行う際に、オススメのジグヘッドフックのサイズと重さは下記の通りです。
基本フックサイズ | #2 |
基本ウエイト | 1/32oz(約0.9g) |
6インチのボディサイズに対して、2番のフックサイズはかなり小さく感じますが、フックサイズを大きくし過ぎると、ジグヘッドのウェイト部分とは別にフック自体の重さがさらに加わってしまう為、フワフワしたスイミングを演出し難くなってしまいます。
フックサイズが小さいとフッキングが不安という方もおられますが、基本的にバスはルアーの進行方向を捕え、頭から丸呑みしてくるので、フッキングミスの心配はほとんどありません。
ジグヘッドフックと言っても、様々なメーカーから多種多様のジグヘッドフックが発売されているので、どのジグヘッドフックを選んだら良いかわからない人のために、琵琶湖の陸っぱりアングラーから評判の良いジグヘッドフック達をご紹介します。
デスアダー6インチのミドストにオススメのフック:がまかつ ホリゾンヘッド
まずはオススメのジグヘッドフックは、がまかつ ホリゾンヘッドです。
フックの品質に関して世界的に信頼を獲得しているがまかつのフックに、基本的な形状のジグヘッドを採用したスタンダードモデルです。
フックの表面処理に【ナノアルファ】という技術を使用し、刺さりの良さと防錆効果を付与してあります。
どのジグヘッドを使ったら良いか迷った場合は、基本性能の高い、がまかつ ホリゾンヘッドがオススメです!
デスアダー6インチのミドストにオススメのフック:カツイチ デコイ バイオレンスジグヘッド VJ-31F
次にオススメのフックが、カツイチ デコイ バイオレンスジグヘッドです。
基本的な形状のジグヘッドフックですが、ジグヘッドのウェイト部分とラインを結ぶアイの部分が離れていることから、アイを左右に振りやすくなっており、ミドスト時のロールアクションを綺麗に出しやすいという特徴があります。
デスアダーのミドストは比較的ロールアクションが出し難く、フワフワと漂う動きをメインとしますが、2トーンカラーを用いた明滅効果でアピールしたい場合は、このカツイチ デコイ バイオレンスジグヘッドが役に立ちます!
ジグヘッドスイミングとミドストのやり方とコツ
ジグヘッドスイミングで釣果を伸ばすコツ
ジグヘッドスイミングは普通に一定にリトリーブするだけの、ただ巻きアクションです。
しかし、このただ巻きという動作は実は非常に難しいのです。人間がリールのハンドルをゆっくり回す際に、どうしても微妙なブレが発生してしまうのです。
そして、バスはこの微妙なブレを察知し、ルアーだと見切ってしまうため、安定した一定のリトリーブができる人とできない人では大きな釣果の差がでてしまいます。
この微妙なブレを極限まで減らす手段として以下の方法があげられます。
ローギアやノーマルギアのリールを使用し、ハンドルを回す平均速度を上げることでリーリング安定化を図る。
非常にゆっくりした巻き動作を一定に行うことは難しいので、リールのギア比自体を下げてしまうことで、ハンドルを回転する平均速度を上げることができます。
ゆっくりとした巻き動作より、ある程度の速い巻き動作の方が、ギア自体の惰性回転力やハンドルノブの重さを利用した遠心力により、人力以外の安定した力を利用することができます。
結果、安定したリトリーブ速度を保つことが可能となり、バスに見切られ難くなります。
エギングなどで定番のダブルハンドルモデルを使用することで、重力と遠心力によるブレを減らす。
バスフィッシングにおいてスピニングリールはシングルハンドルモデルが主流です。
しかし、シングルハンドルモデルですと、ハンドルを回すことでハンドルノブの位置が上下左右にブレてしまいます。位置関係によっては重力や遠心力の影響を受けてしまい、その僅かなブレを指先と手首でコントロールするのは至難の業です。
そこで、エギングリールなどで主流のダブルハンドルモデルを用いることで、ノブの位置関係により変化する重力や遠心力によるブレを大幅に減らすことが可能になります。
より安定したリトリーブを目指すなら、ダブルハンドルに変えてみましょう!
ラインスラックを利用し、リトリーブのブレの許容範囲を増やす。
ジグヘッドスイミングを行う際、ルアーに対してラインテンションをかけ、ピンと張った状態で巻いてしまうと、リトリーブのブレがダイレクトにルアーに伝わってしまいます。
そこで、ロッドを斜め45°くらいの角度で立ててリトリーブすることで、竿先から水面までの間にラインの弛みを作ることができます。そのラインスラックが一定に弛むように意識しながら巻くことでリトリーブの速度が安定します。さらに、もし多少リトリーブがブレてしまっても、ラインスラックがクッションの役割を果たし、ルアーの急加速や急減速などイレギュラーな動きを防いでくれます。
このテクニックはジグヘッドスイミングのみならず、スイミングジグやテキサスのマキマキなど、あらゆる釣りに共通して使えるテクニックなので、是非マスターしておいてください!
以上がジグヘッドスイミングで釣果を伸ばすコツです。このジグヘッドスイミングのコツをマスターしたうえでミドストへ進んでいきます。
ミドスト(ミッドストローリング)とは
ミドストはロッドを小刻みにシェイクするようにラインスラックを叩く動作を加えながら、ゆっくりスイミングさせるアクションです。ラインテンションが張ったり緩まったりすることで、ジグヘッドのアイの部分が横方向に倒れこみ、ワームにロールアクションを加えながらスイミングさせることが可能となります。
大前提として、前項のジグヘッドスイミングの安定した一定のリトリーブを身に着けてからトライしてみてください。安定したリトリーブができていないと、ワームの泳ぐレンジやスピードが安定せず、一瞬でバスに見切られてしまいます。
非常に高度なテクニックですが、マスターすればよりスローに艶めかしくバスを誘い続けることができるので、賢いデカバスでもバイトさせることができる可能性が飛躍的にアップします。
ミドスト(ミッドストローリング)のやり方とコツ
リーリングも一定で行いながら、ロッドをシェイクする作業も一定で行う必要があるため、非常に難しいですが、タックルバランスを工夫したり、利き手でロッドワークを行うなど、いろいろ試していくと安定することがあります。
ミドストはロッドをシェイクし続ける必要があるので、手首へ大きな負担をかけてしまいます。
タックルを軽くしていくことで手首への負担が軽減され、軽い力でシェイクできるようになり、ミドストの動作が安定する場合があります。
逆に、縦捌きのロッドワークをメインとしたミドストを行う場合、ロッドの先重り感を消すために、あえて重ためのリールをチョイスする方法もあります。
リールの重量で引っ張られることで ロッドティップを持ち上げる動作が 軽くなり安定する場合もあります。
それでも安定したミドストができない場合は、思い切ってハンドルを取り付けている向きを変えてみましょう。
筆者もリーリングに重きを置くあまり、ミドストやジグヘッドスイミングは利き腕側である右ハンドルで巻く方が、高い精度で釣りができると思っておりました。しかし、ジグヘッドスイミングは綺麗に巻けるのですが、ミドストのロッドをシェイクし続ける動作がなかなか上手くいきませんでした。
そこで思い切ってハンドルを左側に取り付け直し、利き腕の右手でロッドワークを任せてみると、これが正解で綺麗なミドストができるようになったのです。
この記事が参考になるかわかりませんが、試行錯誤を繰り返し、是非ミドストをマスターしてみてください。
デスアダー6インチのミドストにオススメのタックルセッティング
琵琶湖でデスアダー6インチのジグヘッドスイミングやミドストをする際に、オススメのタックルセッティングをご紹介します。
デスアダー6インチのミドストにオススメのロッド:シマノ 22バンタム 274M+
7フィート4インチの長いレングスとしっかり粘るブランクによる圧倒的な飛距離は、陸っぱりにとっては高いアドバンテージとなります。
基本パワーがミディアムパワーですが、シェイクしやすいマイルドなティップを有しているので、力むことなく安定してシェイクすることもできます。
デカバスハンターで有名な、奥田 学さんの設計したロッドなので、50up程度なら難なくファイトしキャッチすることが可能です。
他のメーカーや違うモデルを選ぶ際は、長さが7フィート前後のクラスで、パワーがL~Mの範囲であり、高弾性過ぎずに、ある程度の粘りがあるモデルがオススメです。
デスアダー6インチのミドストにオススメのリール:シマノ 22ステラ2500S
シマノのフラッグシップ高級機の22ステラ2500Sが圧勝でオススメです。
ジグヘッドスイミングやミドストは、安定したリーリングが大切と話してきましたが、このステラならではのリーリングの安定感は何物にも代え難いものがあります。
またデカバスとファイトする時には、粘りとトルクのあるドラグが最大の武器になります。
そして、上記の22バンタム274M+と合わせる場合も、長さがあり先重りを感じやすい22バンタム274M+の先重り感を消すために、ステラの唯一のデメリットである重量がメリットに変わる最高の組み合わせです。
もし、ステラの導入が難しい方は、同コアソリッドシリーズの、20ツインパワー2500Sや19ストラディック2500Sなどでも代用が可能です。
また、逆に非常に軽いロッドと合わせる場合は、19ヴァンキッシュ2500Sや21コンプレックスXR2500F6などのクイックレスポンスシリーズが相性が良いです。
タックルの総重量が軽くなることで、長時間ミドストをやり続けても疲労感が溜まりにくくなります。
しかし、クイックレスポンスシリーズを使用する場合は、アングラーの巻きの技術レベルがダイレクトにルアーに伝わってしまうので、安定したリトリーブをマスターした後に導入することをオススメします。
デスアダー6インチのミドストにオススメのライン:よつあみ YGK X8アップグレードPE 150m 0.8号
十分な飛距離と強度を得るためにも、まずはPEラインをオススメします。
PEラインの中でも、よつあみのPEラインは品質が良いと評判で、多くのアングラーから信頼を集めております。
PEラインはフロロカーボンやナイロンラインと比べて、線径が細くなりコシが無い特徴があるため、特にキャスティング時の飛距離に大きな影響を与えます。
また直線の引張強度が強くなるので、モンスターサイズとのやり取りにも余裕が生まれます。
しかし、多大なメリットがある反面、大きなデメリットも存在します。
PEラインは比重が非常に軽いため、風の影響を大きく受けてしまいます。風が吹いたロケーションでは扱いが非常に難しくなります。
また、引張強度は強いですが、硬い物に対しての耐摩耗性能が著しく低いので、ロックやテトラに擦られると一瞬で切れてしまうという一面もあります。
そして一番のデメリットとしてPEラインとリーダーを結束させる、特殊なノットを習得する必要があることです。
PEラインを用いる場合は、リーダーラインとしてフロロカーボンやナイロンラインを別で結束するために、FGノットを習得する必要があります。
上記のデメリットを読んで不安を感じた方は、フロロカーボンラインの使用をおすすめします。
デスアダー6インチのミドストにオススメのライン:クレハ シーガー R18フロロリミテッド 6lb
PEラインの扱いに不安のある方や、強風下ではフロロカーボンラインの使用をおすすめします。
飛距離と強度を落としてしまう代わりに、安定した運用が可能となります。
また、PEラインと違ってある程度の張りとコシがあるので、ラインスラックを管理しやすくミドストのリズムが安定しやすくなります。
そして冬などの低水温期に、よく言われることですが、PEラインの水切り音がバスにプレッシャーを与えやすいという話があります。
フロロカーボンラインも糸鳴りはしますが、PEライン程鳴らないので、プレッシャーに強いという一面があります。
より厳しい環境下におけるミドストではフロロカーボンの方が釣果を伸ばせる可能性があるということです。
関連YOUTUBE動画
プラッガーズのYOUTUBEチャンネルより、今回ご紹介したデスアダー6インチのジグヘッドスイミングやミドストの動画がご覧いただけます。
まとめ
デスアダー6インチのジグヘッドスイミングやミドストは、琵琶湖の晩秋から冬、そして春までを攻略するにあたり、現代の必須テクニックとなっておりますので、是非マスターしてデカバスを釣りまくってください♪