エリアトラウト界のおける反則級に釣れることで有名なザクトクラフトのセニョールトルネード!
ゆっくり巻くだけで誰でも爆釣してしまうルアーなので、一部の管理釣り場では本当に禁止ルアーとして登録されてしまうくらいに超釣れるルアーです。
この記事では、そんなセニョールトルネードの基本的な使い方から、もっともっとたくさん!そして大きなトラウトを釣りたい人の為に、釣果に差が出る上級テクニックや使用時の注意点をご紹介します♪
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プロフィール
氏名:盛田 亮祐
ニックネーム:おすみ
釣り歴:25年
職業:釣具屋店員
役職:釣具商品アドバイザー
目次
- セニョールトルネードとは
- セニョールトルネードのスペック
- セニョールトルネードの種類と使い分け方
- セニョールトルネードの巻き方
- セニョールトルネードのもっと釣れる使い方
- セニョールトルネードを使う上での注意点
- セニョールトルネードのオススメカラー
- セニョールトルネードを使う際のタックルセッティング
- まとめ
セニョールトルネードとは
出典:ZacT craft公式ホームページ (zact-craft.jp)
セニョールトルネードは管理釣り場のニジマスを誰でも簡単に釣るための必須アイテムです。
出典:ZacT craft公式ホームページ|セニョールトルネード (zact-craft.jp)
スイベルを中心にくるくる回転し、その波動で魚を集め色で食わすため非常にスレにくく、お子様や初心者の方でも釣果が望めます。
魚が釣れるとワイヤーが伸びるため指や器具を使って魚が刺激される形に戻してから釣りを再開してください。
セニョールトルネードのスペック
セニョールトルネード(スタンダード)
長さ | 100mm |
重さ | 1.7g |
価格 | 539円(税込価格)※2023年2月現在 |
セニョールトルネードグロー
長さ | 100mm |
重さ | 1.7g |
価格 | 627円(税込価格)※2023年2月現在 |
セニョールトルネードスリム
長さ | 100mm |
重さ | 1.3g |
価格 | 715円(税込価格)※2023年2月現在 |
セニョールトルネードスリムグロー
長さ | 100mm |
重さ | 1.3g |
価格 | 803円(税込価格)※2023年2月現在 |
セニョールトルネードハイスペック
長さ | 100mm |
重さ | 1.7g |
価格 | 825円(税込価格)※2023年2月現在 |
セニョールトルネードの種類と使い分け方
セニョールトルネードは先にご紹介したように5種類のタイプが存在します。
- スタンダードモデル
- グローモデル
- スリムモデル
- スリムグローモデル
- ハイスペックモデル
基本的にはスタンダードモデルを使えば問題無いですが、状況に応じて使い分けることで、より多くのトラウトを釣り上げることができます。
それぞれのタイプが活躍する条件を説明します。
スタンダードモデル
出典:ZacT craft公式ホームページ|セニョールトルネード (zact-craft.jp)
一番スタンダードなモデルです。
セニョールトルネード入門はこのモデルで間違い無しです!
基本的にこのモデルだけでも十分な釣果が期待できてしまいます。
セニョールトルネードを投げるなら、まずはこのモデルから試してみましょう。
グローモデル
出典:ZacT craft公式ホームページ|セニョールトルネード (zact-craft.jp)
通常のセニョールトルネードに一番最後のビーズだけグロー(蓄光・夜光)仕様になっております。
朝マズメや夕マズメ、もしくは曇りや雨などで薄暗い環境下や、深場を狙う時にアピール力を高めることができます。
アタリがあるけど乗らない時に導入するとバイトマーカーとしての役割にもなりフックアップ率が上がったりします。
スリムモデル
出典:ZacT craft公式ホームページ|セニョールトルネード (zact-craft.jp)
通常モデルが1.7gなのに対し、このスリムモデルは1.3gと軽くなっております。
キャスト距離が落ちるというデメリットがありますが、より表層に近い層を狙いたい時や、さらにゆっくりなデッドスローリトリーブを求められる厳しい環境時に活躍します。
高活性時では毎キャストヒットしてしまう程の驚異的な喰わせ能力を発揮します。
スリムグローモデル
出典:ZacT craft公式ホームページ|セニョールトルネード (zact-craft.jp)
スリムモデルの特性とグローモデルの特性を追加したモデルです。
ローライト時の表層攻略や、超低活性時のボトム上デッドスローで活躍します。
こちらも特に爆釣注意です。
ハイスペックモデル
出典:ZacT craft公式ホームページ|セニョールトルネード (zact-craft.jp)
より滑らかに回転するスイベルを採用することで、セニョールトルネードを扱う上で一番の注意点である糸ヨレのトラブルを減らすことができます。
セニョールトルネードヘビーユーザーには必須のモデルです。
セニョールトルネードの巻き方
出典:ZacT craft公式ホームページ|セニョールトルネード (zact-craft.jp)
セニョールトルネードは指に巻き付けるようにして螺旋形状に整えることで、綺麗なローリングアクションを演出することができます。
巻き方が適当だと正しい泳ぎが演出できずに釣果を落としてしまいます。
下記の公式より引用した使い方説明画像と説明文をよく読み必ず丁寧に仕上げましょう!
- パッケージから取り出したらフックをセットし、まっすぐな状態で手に持ちます。
- フックの付いている側のアイを親指と人差し指で抑え、そのまま人差し指に巻いていきます。
- 個人差はありますが約一周くらい巻けます。
- 人差し指をそっと抜きます。
- 形を整えて完成!
- 理想的な形はフック側とアイとスナップ側のアイが一直線上になるようにセットしてください。
セニョールトルネードのもっと釣れる使い方
セニョールトルネードの基本的な使い方と、より釣果を伸ばすための上級テクニックをご紹介します。
①ただ巻き
セニョールトルネードの最も基本的な使い方は【ただ巻き】です。
特別難しい環境でなければキャストしてゆっくり巻いているだけで簡単に釣ることができます。
②カウントダウン
セニョールトルネードはスプーンなどと同じようにゆっくり沈むルアーです。
キャストから着水後に沈ませる時間を調整することで様々な水深を攻略することができます。
③レンジコントロール
ここからは少し上級者向けの内容になります。
レンジコントロールとは、ルアーをトレースする水深(レンジ)を一定に保つ技術です。
クランクベイトやミノーなどはある程度潜る水深が決まっているので、オートマチックに狙いのレンジを巻いてくることができますが、セニョールトルネードは沈むルアーなので自身で引いてくる水深を自分自身でコントロールする必要があります。
透明度の高い管理釣り場で実際に泳いでいるルアーを目視で確認しながら、巻く速度や引っ張る力によるセニョールトルネードの泳ぎ方や泳ぐ層の変化を理解する必要があります。
ルアーを見ていなくても狙いのレンジを一定で巻いてこれる技術を習得すれば、釣れるレンジのみをより長い時間ルアーを通すことができるので釣果アップが見込めます!
④デッドスローリトリーブ
デッドスローリトリーブとは、ルアーが泳ぐ限界ギリギリの速度で行う【ただ巻き】です。
ゆっくりした一定の動作を行うのは非常に難しいので高い集中力が必要となります。
アングラー側に非常に負担のかかるテクニックですが、習得すれば誰も釣れないような超厳しい時でも一人だけ爆釣してしまうということもあります。
デッドスローリトリーブとはただゆっくり巻けば良いわけではありません。
高いレンジコントロール術と、リトリーブのブレを最小限にするラインテンションとラインスラック管理技術が求められます。
非常に難しいテクニックですがマスターすればセニョールトルネード以外でも、スプーンやクランクベイトを使用する際でもさらに釣果を伸ばすことができるでしょう。
④スピードや軌道の変化で喰わせるキッカケを作る
これがこれまでご紹介した中で最も難しい超応用テクニックです。
上記のテクニックを全てマスターする頃には、魚がルアーの後ろにつく感覚がわかると思います。
ルアーのピッチの乱れや引き抵抗の変化で魚の気配を感じ取ることができるのです。
魚が後ろについた感覚を捉えたら、リトリーブ速度を速めたり、ロッドの角度を変えて軌道の変化を与えることで喰わせのタイミングを演出します。
さらに上級テクニックとして、釣り場の地形変化や沈んでいる障害物に絡めて誘いをかけることでより喰わせる確率をあげることができます。
どれだけ難しい釣り場でもここまでの技術を身につければボウズはほぼあり得ないでしょう。
セニョールトルネードを使う上での注意点
これだけ釣れるセニョールトルネードにも弱点がございます。
セニョールトルネードを使う上で注意すべきポイントをご紹介します。
伸びる度に丁寧に整形しなおす必要がある
セニョールトルネードはワイヤーを螺旋状に曲げて使用する必要があるため、魚を釣ったりアタリがある度に伸びてしまいます。
伸びたら毎回丁寧に綺麗に螺旋形状に巻き直す必要があるため、他のルアーでボコボコに釣れるなら逆に効率を落としてしまします。
フッキングにコツが必要
セニョールトルネードはフッキング時に螺旋状のボディがバネのようにフッキングパワーを吸収してしまうため、フッキングが決まりにくかったりバレやすいという問題があります。
少し強めのタックルを使うか、しっかしと鋭く強くフッキング動作を行うことで問題を解決することができます。
糸ヨレに注意が必要
セニョールトルネードは回転しながら泳ぐルアーの特性上、どうしても糸ヨレが発生してしまいます。
対策として、定期的に螺旋形状を逆回転に巻いて使ったり、ヨリトレールなどの便利アイテムを利用して糸ヨレを解消しておきましょう。
また、セニョールトルネードの使用頻度の高い方は、高性能なスイベルがついているハイスペックモデルを使うことで、糸ヨレによるトラブルが減少します。
セニョールトルネードのオススメカラー
セニョールトルネードにはたくさんのカラーラインナップが存在しますが、その中でも特別オススメなカラーをご紹介します。
レッド
セニョールトルネードのレッドは全国共通の定番爆釣カラーです!
迷ったらまずはレッドを購入してみましょう!
セニョールトルネードを使う際のタックルセッティング
私がセニョールトルネードを使用する際のタックルセッティングをご紹介します。
タックルセッティング例
ロッド | 天龍 レイズオルタ RZA61L-T |
リール | シマノ 20ツインパワーC2000S |
ライン | ラパラ ラピノヴァXマルチゲーム 0.4号 |
リーダー | クレハ シーガー グランドマックス 0.8号 |
セニョールトルネードを使う時は少し強めのタックルで使用することをオススメします。
フッキングパワーのロスを防ぐためにもPEラインでの使用がオススメです。
確実にフッキングするために意識的に強くフッキングが必要なため、細すぎるラインを使うとアワセ切れを起こしてしまう危険性があります。
リーダーも0.8~1号程度を使うと安心です。
まとめ
以上が、セニョールトルネードの基本的な使い方と釣果を伸ばすための上級テクニックと注意点の紹介でした。
初心者が使っても簡単に釣れることで評判のルアーですから、上級者がマジで使うととんでもない破壊力を発揮します。
この記事を参考にセニョールトルネード無双を楽しんでみてください♪