
アオリイカ狙いのエギング、結局どのメーカーを買えば失敗しない?――そんな悩みに答えるため、王道5社(ヤマシタ/シマノ/ダイワ/デュエル/メジャークラフト)の代表作を「動き・沈下・アピール・価格」の4軸で徹底比較しました。
※本ページはプロモーションが含まれており、広告およびアフィリエイトプログラムによる収益を得ています。
目次
- まず結論:目的別の買い方(最短ルート)
- ヤマシタ|エギ王K(基軸)/TR(ティップラン)
- シマノ|セフィア クリンチ フラッシュブースト
- ダイワ|エメラルダス ピーク(Peak/RV/type S/type S RV)
- デュエル|EZ-Q キャスト 喰わせ/サーチ
- メジャークラフト|餌木蔵(コスパで色数を確保)
- 用途別の使い分け&ローテ戦略
- まとめ|失敗しないセットの組み方
まず結論:目的別の買い方(最短ルート)
最短で外さない組み方はこれ。
①基軸の万能型:エギ王K(3.0~3.5号)
②日中の強アピール:セフィア クリンチ フラッシュブースト
③食わせ&サーチ補助:ダイワ エメラルダス ピーク(type S=スローフォール/RV=ラトル)
④色数確保:餌木蔵で視認性・ナチュラルを増やす。春の深場・潮速ならTR(ティップラン)も検討。
役割 | 推しモデル | 強み | 想定シーン |
---|---|---|---|
基軸(迷ったら) | ヤマシタ エギ王K | 姿勢安定・総合力 | 朝夕〜夜、春秋のオールラウンド |
デイ光アピール | シマノ クリンチFB | 反射板で常時キラめく | 澄み潮・晴天・見せ釣り |
食わせ特化 | ダイワ ピーク type S/デュエル 喰わせ | 長く見せる・違和感減 | 渋い・スレ・小型多め |
広域サーチ | ダイワ ピーク RV | ラトルで存在を知らせる | 濁り・常夜灯・波っ気・風 |
色数補完 | メジャクラ 餌木蔵 | コスパでローテ幅UP | 色で当たりを探す |
ヤマシタ|エギ王K(基軸)

エギ王Kは“まず1本”の筆頭。安定したフォール姿勢とレンジキープで、初心者〜上級者まで失敗が少ない。軍艦グリーン/カクテルオレンジなど実績色を軸に、視認性の高いピンク/ナチュラルのブラウン~グリーンをローテに入れると盤石。
- 号数目安:秋=2.5~3.0、春=3.0~3.5
- 得意:万能・基軸の1本、潮が効く日も姿勢が崩れにくい
- 弱点:強アピールが必要な晴天ドクリアではFB系に分がある
▶ エギ王Kをチェック|▶ エギ王TR(ティップラン)をチェック
シマノ|セフィア クリンチ フラッシュブースト

内部の反射板がフォール中も微振動で光るのが最大の武器。デイの澄み潮やスレ場で「見せて食わせる」展開に強い。ロッドワークを抑えても存在感が消えにくく、風で操作が荒れた時のフォローとしても効く。
- 得意:日中・晴天・クリアウォーター・見切らせない釣り
- 弱点:音で探る展開ではラトル系に軍配
ダイワ|エメラルダス ピーク(Peak/RV/type S/type S RV)

現行の主軸は「エメラルダス ピーク」。重量バランスとシンカー形状を見直し、安定した飛行姿勢・レンジキープ・軽い入力でのダートを両立した万能設計です。RVは内部ラトルで存在感アップ、type Sは約6秒/mのスローフォールで見せ時間を最大化(type S RVはスロー+ラトル)。標準モデルのフォールは3.0号=約4.25秒/m、3.5/4.0号=約3.75秒/mが目安。サイズは2.5/3.0/3.5/4.0号の展開で、澄み〜普通の潮色ではPeak(無音)やtype S、濁り・常夜灯下・波っ気ではRV系で「気付かせて乗せる」展開が組みやすいです。
- 使い分け:まずはPeakで基準を作る → 反応が薄ければRVで音を足す → 追尾のみ・抱き渋り時はtype Sで見せ時間を延長 → 風・波で操作が荒れる日はPeak(無音)で間を作る。
- 得意:横風・流れの中でも姿勢安定&コース維持、小さなトゥイッチでダートさせられる省操作性。
- 弱点:価格は中〜やや高帯。Peak/RV/type S/type S RVの全タイプを揃えるなら計画的に。
▶ エメラルダス ピーク(標準)を見る|▶ ピーク RV(ラトル)を見る|▶ ピーク type S(スロー)を見る|▶ ピーク type S RV(スロー+ラトル)を見る
デュエル|EZ-Q キャスト 喰わせ/サーチ

フォール姿勢・沈下角度が自然で「違和感を減らして口を使わせる」のが上手いブランド。喰わせはとくに渋い日に効きやすく、サーチで寄せて「喰わせ」で仕留めるのが王道。潮が速い・足場高い日にはウェイト違いでレンジを刻めると安定。
- 得意:スレ場・高プレッシャー・秋の小型多め
- 弱点:遠投や強アピール単独では他系統のほうが早いことも
メジャークラフト|餌木蔵(コスパで色数を確保)

価格を抑えつつ基本性能をしっかりクリア。「色で当たりカラーを探る」というエギングの核心を、財布に優しく実践できるのが最大の価値。視認性(ピンク/オレンジ)・ナチュラル(ブラウン/グリーン)・膨張(白)をまず揃え、当たりが出た軸色を増やすのが効率的。
- 得意:色数でローテを回す、根掛かりロストの保険
- 弱点:細かな専用機能は上位機に劣るが実釣十分
用途別の使い分け&ローテ戦略
- 春の大型狙い:3.5〜4号中心。エギ王Kを基軸に、風・波で姿勢が乱れる日はエメラルダス ピーク(無音)で間を作りつつコース維持。
- 秋の新子狙い:2.5〜3.0号。見せ時間を増やすならピーク type SやEZ-Q喰わせが効く。
- 澄み潮のデイ:クリンチFBで遠目からでも気付かせる→追尾が見えたらtype Sや喰わせ系で間を取る。
- ナイト・常夜灯:シルエット重視で暗色・グロウを絡めつつ、ピーク RVで存在を知らせる→無反応ならtype Sで長く見せる。
- 横風・二枚潮:重めの号数やシンカーでレンジキープ。ボートTRは専用シンカーで着底管理を優先。
色ローテの基本は「視認性 → ナチュラル → 膨張(白) → ダーク」の順で当たりを探し、当たった軸色+沈下タイプを微調整していくこと。
まとめ|失敗しないセットの組み方
基軸=エギ王K、デイ強化=クリンチFB、食わせ&サーチ=エメラルダス ピーク(type S/RV)、色数=餌木蔵。この4役が揃えば、ほぼ全シーズン・全状況に対応できます。余裕があればTR(ボート)も追加して、深場・潮速対策まで盤石に。