ダートマックスの使い方|シャクリ方・フォール・釣れる動かし方を解説

エギリー・ダートマックスは、軽いジャークでも左右へ鋭く飛ぶダートアクションと、安定したフォール姿勢を備えたFish Leagueの定番エギです。

しかし、よくダートするからといって強くシャクリ続ければよいわけではありません。ダートマックスで釣果を伸ばすには、横方向の動きでイカに気付かせ、フォールやステイで抱かせる時間を作ることが重要です。

この記事では、岸から使用するノーマル版ダートマックスの使い方を中心に、基本のシャクリ方、フォール、着底の取り方、狙いたいポイント、反応がない場合の修正方法まで詳しく解説します。

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目次

 

ダートマックスの特徴

エギリー ダートマックス 3.0号
ノーブランド品

ダートマックスは、マルキユーが展開するFish Leagueブランドのエギです。一般的なエギとは異なり、ラインアイをヘッド先端ではなく上方へ配置しています。

このアイ位置とスリムなヘッド形状により、強い力を加えなくても左右へ鋭くダートするのが特徴です。

  • 軽いジャークでも横方向へ大きくダートする
  • ヘッドが水を受けても引き重りを感じにくい
  • ボディ後部の浮力によってフォール姿勢が安定する
  • スナッグレス形状のシンカーで根掛かりを軽減する
  • 比較的速い沈下速度で潮流や深場を攻略しやすい

ダートマックスの役割は、横方向へ大きく動いてイカにエギの存在を気付かせること。その後のフォールやステイで動きを止め、追ってきたイカに抱かせます。

ダートは誘い、フォールは食わせと考えると、操作の組み立てが分かりやすくなります。

ダートマックスの基本的な使い方

ダートマックスの基本操作は、次の繰り返しです。

  1. 狙うポイントへキャストする
  2. ラインの出方を確認しながら着底させる
  3. 糸フケを回収して2~3回軽くシャクる
  4. ロッドを止めてフォールさせる
  5. 再び着底させるか、狙うレンジまで沈める
  6. 数回繰り返して足元まで探る

最初から激しく連続ジャークする必要はありません。まずは軽い2~3回のシャクリとフォールで、エギがどの程度浮き上がるか、潮がどちらへ流れているかを確認しましょう。

アタリはシャクっている最中よりも、シャクリを止めた後のフォール中に出ることが多くなります。動かすことだけに集中せず、止めた後のライン変化を見ることが重要です。

基本となるシャクリ方

軽い2~3回のショートジャーク

最初に覚えたいのが、ロッドを小さく2~3回動かすショートジャークです。

シャクる前にラインを張り切らず、わずかに糸フケを残しておきます。その糸フケをロッドで弾くように入力すると、エギを手前へ引っ張り過ぎず、左右へ飛ばしやすくなります。

  • ロッドを強く振り抜かない
  • ラインを張り続けない
  • 糸フケを叩くイメージで操作する
  • シャクった後はロッドを止める

ダートマックスは軽い入力でも十分に動きます。大きくシャクり過ぎると、必要以上に浮き上がったり、イカから離れ過ぎたりするため注意しましょう。

単発ジャーク

低活性時や水温が低い時期には、1回だけ軽くシャクってフォールさせる単発ジャークも有効です。

大きく移動させず、ボトム付近で左右へ小さく飛ばしてから長めに止めます。イカがエギを見ているものの追い切れない状況や、同じ場所を丁寧に探りたい場合に向いています。

高いシャクリと低いシャクリの使い分け

ロッドを上方向へ動かすとエギが浮き上がりやすく、横または斜め方向へ低く動かすとレンジを保ちやすくなります。

操作特徴おすすめ状況
上方向へのシャクリエギを高く浮かせて広く見せる高活性、イカが浮いている、広範囲を探す
斜め・横方向へのシャクリレンジを保ちながら横へ飛ばすボトム狙い、低活性、浅場、強風時
単発の軽いシャクリ移動距離を抑えて食わせるスレたイカ、低水温、追うが抱かない状況

浅場で高くシャクるとエギが水面近くまで浮きやすいため、ロッドを横方向へ動かし、フォール時間を短くする方法が使いやすくなります。

フリーフォールとテンションフォールの使い分け

ダートマックスはフォール姿勢の安定性も特徴です。フォール方法は、大きくフリーフォールとテンションフォールに分けられます。

フリーフォール

シャクった後にラインテンションを抜き、エギを自然に沈める方法です。

  • エギを素早くボトムへ戻しやすい
  • 横方向へ流されながら自然に沈められる
  • 風が弱い状況ではライン変化を確認しやすい

ラインが急に止まる、予定より早くたるむ、横へ走るといった変化があれば、イカが抱いている可能性があります。糸フケを回収し、重みを確認してから合わせましょう。

テンションフォール

ラインを軽く張り、エギの動きを感じながら沈める方法です。

  • 手元やティップにアタリが伝わりやすい
  • フォール速度を抑えやすい
  • 風がある状況でもラインを管理しやすい
  • 潮下でエギの姿勢を安定させやすい

ただし、強く引っ張り続けるとエギが手前へ寄り、狙った場所から外れてしまいます。ラインを張り切るのではなく、エギの重さをかすかに感じる程度に保ちましょう。

活性の高いイカをテンポよく探すならフリーフォール、風や潮の中でアタリを取りたい場合や、追ってきたイカに長く見せたい場合はテンションフォールが使いやすくなります。

着底とフォール時間の考え方

ダートマックスには2.5号・3号・3.5号があり、サイズごとに重量と沈降速度が異なります。

サイズ重量沈降速度
2.5号11g約4.4秒/m
3号17g約3.0秒/m
3.5号19g約2.7秒/m

たとえば3.5号を水深5mの場所で静水状態のまま沈めた場合、単純計算では着底まで約13.5秒です。しかし、実際には潮流・風・ラインの太さ・キャスト方向によって大きく変化します。

最初の1投は秒数を決めつけず、ラインの放出が止まる、ラインが急にたるむといった着底の変化を確認してください。そのときの秒数を基準にすると、2投目以降は中層やボトム付近を狙いやすくなります。

毎回着底させる必要はない

ボトムに藻や岩が多い場所では、毎回完全に着底させると根掛かりが増えます。

最初の1投で着底までの時間を測り、その後は着底直前でシャクリ始める方法がおすすめです。たとえば着底まで15秒なら、次は12~13秒で操作を開始すると、根掛かりを抑えながらボトム付近を通せます。

浅場では3.5号のフォールが速すぎる場合があります。フォール時間を短くする、ロッドを立ててラインテンションを加える、2.5号へ下げるといった方法で調整しましょう。

潮上・潮下での使い方

潮上へ投げて流しながら探る

潮が横方向へ流れている場合は、潮上へキャストし、エギを沈めながら狙う場所へ流し込む方法が有効です。

エギが自分の正面へ近づくまでは、糸フケを回収しながら軽くシャクります。正面から潮下へ入った後はラインテンションが加わりやすくなるため、シャクリを弱くしてフォールやステイを長めに取りましょう。

潮下では動かし過ぎない

エギが潮下へ入ると、ラインが潮を受けてエギを引っ張る状態になります。この状態で強くシャクるとエギが大きく手前へ移動し、食わせる時間が短くなります。

潮下では軽い単発ジャークを入れた後、ラインを軽く張った状態で止めます。ダートマックスは潮流の中でも姿勢を安定させやすいため、動かさずに見せる時間を作る使い方と相性があります。

ダートマックスを投げたい場所

潮目・潮のヨレ

流れの速さや方向が変化する潮目・潮のヨレは、ベイトフィッシュやアオリイカが集まりやすい場所です。潮上へキャストして、境目へ流し込むように通します。

ブレイク・船道

浅場から深場へ落ちるブレイクや港内の船道は、回遊するイカの通り道になります。比較的沈下速度が速いダートマックスなら、深くなった側も効率よく探れます。

沈み根・藻場の周辺

岩や藻に直接落とすのではなく、その周囲や潮下側を通します。着底時間を一度確認したら、根や藻へ接触する直前にシャクリ始めると根掛かりを抑えられます。

堤防の先端・地磯

潮が当たりやすい堤防の先端や地磯は、ダートマックスの速いフォールと操作性を活かしやすいポイントです。正面だけでなく、潮上・潮下・足元の壁際まで角度を変えて探りましょう。

季節別の使い方

秋はテンポよく広く探る

秋は好奇心の強い小型から中型のイカが多く、ダートマックスの横方向への動きを活かしやすい季節です。

  • 2.5号または3号を中心に使用する
  • 2~3回のショートジャークで広く探る
  • フォールは短めから始める
  • チェイスがあればシャクリを弱くして食わせる

足元まで追ってきたイカに対して激しく動かし続けると、エギとの距離が縮まりません。チェイスを確認したら、単発ジャークと長めのフォールへ切り替えましょう。

春はボトム付近を丁寧に探る

春の大型アオリイカ狙いでは、3.5号を中心にボトム・ブレイク・藻場の周辺を丁寧に探ります。

  • 高く跳ね上げ過ぎない
  • 軽い単発または2回のシャクリを使う
  • フォールとステイを長めに取る
  • 潮下で姿勢を安定させて見せる

大型ほど必ず激しい動きを好むとは限りません。最初のダートで存在に気付かせた後は、同じレンジで見せる時間を優先します。

反応がないときに見直すポイント

状況考えられる原因修正方法
イカが追ってこないレンジや場所が合っていない着底時間を取り直し、ボトム・中層・表層を分けて探る
追うが抱かない動かし過ぎ、カラーが強すぎる単発ジャーク、長めのフォール、ナチュラル系カラーへ変更
エギが手前へ寄り過ぎるラインを張ったまま強くシャクっている糸フケを作り、入力を弱くする
浅場ですぐ着底するサイズと沈下速度が合っていない2.5号へ下げるか、テンションフォールを使う
着底が分からない風や潮でラインが膨らんでいる風上側へ移動し、細いラインやテンションフォールを試す
根掛かりが多い毎回完全に着底させている最初の着底時間から1~3秒早く操作を始める

カラーを変える前に、まずレンジ・シャクリの強さ・フォール時間を見直します。同じコースでも操作を変えるだけで反応が出ることがあります。

カラー選びについては、以下の記事で時間帯・水色別に詳しく解説しています。

ダートマックスを使うときの注意点

ノーマル版とTRZを間違えない

この記事で解説しているのは、岸からキャストして使うノーマル版ダートマックスです。30g・40gのダートマックスTRZは、船からのティップランを想定した別モデルです。

カンナを定期的に確認する

岩や堤防へ接触するとカンナの先端が曲がったり、鈍くなったりします。爪へ軽く当てて滑る場合は、フックシャープナーで整えるか交換を検討しましょう。

ラインを張ったまま着水させない

キャスト後すぐにラインを強く張ると、エギが手前へ引かれて狙った場所から離れます。着水後は余分な糸フケだけを整え、潮へなじませながら沈めましょう。

ダートマックスの使い方に関するよくある質問

ダートマックスは強くシャクったほうが釣れますか?

必ずしも強くシャクる必要はありません。上方へ配置されたラインアイとヘッド形状により、軽いジャークでも左右へダートします。まずは糸フケを使った軽い2~3回のシャクリから始めましょう。

何回シャクるのがおすすめですか?

基本は2~3回です。高活性時は3~4回で広くアピールし、低活性時や追うけれど抱かない状況では単発または2回へ減らします。回数よりも、シャクった後にフォール時間を作ることが重要です。

フォールは何秒取ればよいですか?

水深、サイズ、潮流によって変わります。最初のキャストで着底までの時間を測り、その秒数を基準に調整してください。ボトムを狙う場合でも、根掛かりが多い場所では着底の1~3秒前に次の操作を始めます。

初心者には何号がおすすめですか?

幅広い季節に対応しやすい3号が選びやすいサイズです。秋の小型や浅場では2.5号、春の大型狙いや飛距離を重視する場合は3.5号を使用します。

ダートマックスはただ巻きでも使えますか?

ただ巻きだけでもエギを移動させることはできますが、ダートマックスの特徴を活かすなら軽いジャークとフォールを組み合わせるのがおすすめです。追ってきたイカに対しては、ゆっくり巻きながらレンジを保つ方法が有効な場合もあります。

まとめ

ダートマックスは、軽い入力でも左右へ鋭くダートし、安定したフォールでイカに抱かせる時間を作れるエギです。

  • 糸フケを使って軽く2~3回シャクる
  • ダートで気付かせ、フォールで抱かせる
  • 最初の1投で着底までの時間を確認する
  • 潮下では強く動かさず、安定した姿勢で見せる
  • 追うが抱かない場合はシャクリを弱くしてフォールを長くする
  • 浅場ではサイズダウンやテンションフォールで沈下を調整する

最初から複雑な操作をする必要はありません。軽いシャクリとフォールを基準にし、イカの反応や潮流に合わせてシャクリの回数・方向・フォール時間を調整してみてください。

 

今回ご紹介したアイテム

エギリー ダートマックス 3.0号
ノーブランド品

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