真冬の琵琶湖陸っぱり攻略!ネコソギDSRのデッドスローゲームのコツとタックルセッティングなどをご紹介♪

琵琶湖の冬はデカバスハンター達にとっては逆にハイシーズン!
真冬にビッグバスをキャッチするためのメソッドとして、ファットラボのネコソギDSRを用いたデッドスローゲームが存在します。
デッドスローゲームは上級者向けや難しいというイメージがありますが、決してそんなことはありません。むしろ逆にネコソギDSRが優秀過ぎてとても簡単なテクニックなのです!
基本動作と必要な知識を持ってトライすれば、誰でも簡単にビッグバスが釣れてしまう超簡単最強テクニックなので、是非こちらの記事を読んでトライしてみてください!

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目次

 

ネコソギDSRとは

出典:Phat Lab.

ネコソギDSRとは 、ファットラボから発売されている、デッドスローゲームに特化したビッグベイトです。
発売されてから琵琶湖で数々のデカバス釣果報告があがり、一時入手困難な大人気ルアーとなりました。現在は釣具屋さんに比較的まとまった数が供給されるようになり手に入りやすくなっております。

 

ネコソギDSRの種類とスペック

長さ195mm
重さ2oz class
フックサイズフロント&リア #2
タイプハイフロート・スローフロート・ラトルイン
潜行深度1.5m ~ 2.5m
定価¥6105(税込価格)※2022年10月時点

ネコソギDSRはハンドメイド時代のウッドモデルと、インジェクションモデルのABS製があり、さらにABS製のは旧モデルと現行モデルが存在します。
おおよそのスペックは上記の通りですが、微妙にマイナーチェンジされているので、下記に各モデルの特徴を明記しておきます。

 

ハンドメイド・ウッドモデル

出典:楽天市場

ハンドメイドで制作されたネコソギDSRウッドモデルは、名前の通りウッド素材で作られております。
見た目で判断できるポイントとしては、表面加工がツルンとしており、インジェクションモデルのような鱗模様の切り込みがありません。
こちらはかなり希少モデルになりますので、持っている方は大切に使いましょう。

 

ABS製・インジェクションモデル(旧型)

出典:ファットラボ

今は廃盤となったネコソギDSRの旧型モデルは、リップが脱着可能になっております。特に初期型はフックにがまかつ製のトレブルSP Mが搭載されておりましたが、後期に向けてリューギ製のピアストレブルに変更されました。
ボディが割れやすいなど、様々な欠点がありましたが、そんなことはどうでもよくなる程にデカバス釣果報告が多数報告された伝説的ルアーです。

出典:Phat Lab.

 

ABS製・インジェクションモデル(2021年現在・現行モデル)

出典:Yahoo!ショッピング

現在店頭に並んでいる現行モデルは、リップの脱着機能を廃止しております。
廃盤となった旧型モデルの、ボディ後方のテールを取り付ける部分が非常に割れやすいという弱点も、現行モデルは固定ビスを使用しない構造に再設計し、強度アップされたことにより改善されております。

 

デッドスローリトリーブとは

ネコソギDSRのDSRは【デッドスローリトリーブ】のことです。
デッドスローリトリーブとは、略してデッドスローとも呼ばれ、その名の通り死んでいるかのように非常にゆっくりな一定速度でリトリーブすることを言います。
細かい定義は無く、ルアーがアクションするギリギリの超低速のことを指すことが多いです。
具体的な例として、リールのハンドルを1回転させるのに、約5~10秒くらいの時間をかけ、超低速でかつ一定速度で巻いてくるリトリーブ方法です。

 

デッドスローゲームのタックルセッティング

おすすめロッド:ファットラボ フィーラー79

フィーラー79はネコソギ専用ロッドとして、ファットラボよりリリースされたロッドです。
表記はミディアムヘビークラスですが、マイルドなティップデザインに反してバットは強靭なので、ネコソギクラスのビッグベイトは気持ちよくフルスイングでキャストすることができます。

7フィート9インチとロングレングスですが、グリップにがっつりウエイトを入れることで重心をグリップに集めており、持っているとロッドの先が勝手に上がっていくようなバランスに仕上げてあります。
デッドスローリトリーブの基本動作である、ロッドを斜めに立てて、竿先から水面までの糸の弛みである、ラインスラックをゆっくり巻き取るような動作を行う際に、このように先重りしないロッドを選ぶと快適にデッドスローゲームを楽しむことができます。

このようにデッドスローゲームは普通のビッグベイトタックルではなく、どちらかと言えばスイミングジグを扱うようなロッドが適しているのです。
さらにアタリを感じたら素早くフッキングが行えるように、掛け調子のファストテーパーのモデルがよりオススメです♪

 

おすすめリール:シマノ 22バンタムHG

ネコソギDSRは2ozクラスのビッグベイトなので、リール自体が頑丈で太いラインをしっかり巻けるキャパを持ったリールを選ぶ必要があります。
22バンタムなら強靭なボディと16lbを100m巻ける十分なキャパを有しています。
その他にオススメするなら、スコーピオンクロナーククラドなどがオススメです。
飛距離が欲しいならアンタレスカルカッタコンクエストですが、こちらはフルメタルボディなので真冬はボディ自体が超冷たくなってしまいます。
長期戦には向かないので短期決戦用や飛距離がどうしても必要なポイントでのみ使用をオススメします。

デッドスローゲームのリールのギア比は基本ハイギアと言われておりますが、デッドスローに慣れていない方や、安定したリトリーブを追求する場合はノーマルギアやローギアモデルをオススメします。

デッドスローに慣れている方はハイギアでコントロールすることで巻き感度が向上し、より湖流の乱れやルアーの繊細なブレ、そしてバスがルアーの後ろについた感覚などを感じ取れるようになります。

 

おすすめライン:サンヨー GT-R ウルトラ 20lb

デッドスローゲームに使用するラインは20lb以上ナイロンラインが基本になります。

デッドスローゲームはワンキャストにとても時間のかかる釣りです。
フロロカーボンのラインを使用してしまうと、リトリーブ中にどんどんラインが沈んでしまい、ルアーを一定層にトレースさせることが非常に難しくなります。
バスがボトムに張り付いていることがわかっていれば、あえてフロロカーボンを選ぶこともありますが、基本は水より比重が軽くて水中で沈まずにふわふわと漂ってくれるナイロンラインを選びましょう。

デッドスローゲームで信頼を集めているのが、サンヨーナイロンGT-Rウルトラです!
ナイロンラインにもかかわらずフロロカーボンライン以上の圧倒的な耐摩耗性能を有しており、非常に強いナイロンラインです!
その圧倒的な強度がある代わりに糸は硬くしなやかさが無いため、デッドスローゲーム以外で使用する際には扱いに注意が必要です。

 

おすすめハンドル:ゴメクサス ダブルハンドル 超々TPEノブ ジュラルミン製 100mm

ハンドルは100mm前後ロングハンドルがオススメです。
ハンドルは短いと巻き感度が上がるメリットがありますが、ハンドルを回す時の円周の長さが短くなるため、デッドスローリトリーブのような低速リトリーブが難しくなります。
逆に100mm程度のロングハンドルは巻き感度が多少ボケてしまいますが、ハンドル1回転あたりの円周の長さが長くなるため、低速リトリーブが安定しやすくなります。

昔は高級なロングハンドルしかありませんでしたが、近年はゴメクサスというパーツメーカーから、比較的お求めやすい価格で品質の良いロングハンドルを購入することができます。
ロングハンドルを試してみたいけど、いきなり高いハンドルを買うのは怖いという方は、こちらのゴメクサスハンドルから試してみてください♪

 

デッドスローリトリーブのやり方とコツ

デッドスローリトリーブはコツを掴めば誰でも簡単にできます。リトリーブの安定が釣果に大きく影響しますので、是非マスターしてください。
この一定速度で安定したリトリーブは、スイミングジグやテキサスリグのマキマキ、スピナーベイトのスローロールや、スピニングタックルでのジグヘッドスイミングなど、ありとあらゆるテクニックに通じてきますので、マスターすると他の巻き物系の釣りの精度も上げることができます!

 

ハンドルの回転速度を決める

デッドスローと言っても、リールのギア比や人の感覚によって巻き速度は変わってきます。
なので、まずは自分の基準を作りましょう。
ハンドル1回転を5秒で巻くとか、7秒で巻くという明確な基準を決めて、心の中でゆっくりカウントしながら巻いてみましょう。

とりあえず1匹釣れるまでは、ハンドルの回転速度を早くしてみたり遅くしてみたりと調整していきます。
そして試行錯誤しながら偶然で良いので1匹釣れたら自分な中での基準は完成です!
基準が完成したら、今日は最近の中でも特別冷え込んでいるから、1回転の速度を2秒遅くしてみよう!とか、逆に暖かいからちょっとスピードを上げて効率良くいろんなエリアを回ってみようとか判断できるようになります。

 

ロッドを立ててラインスラックを作る

リトリーブのブレを減らす方法として、ロッドを斜め45°くらいの角度で立てて糸の弛みを作っておくという方法があります。

ロッドの角度をつけずにルアーまでラインがピンと張った状態で巻いていると、リトリーブのブレがルアーまでダイレクトに伝わってしまいます。
リトリーブのブレはバスに見切られる原因になります。
ラインスラックを作り、ラインの弛みのカーブが一定になるように意識して巻くことで、リトリーブが安定しやすくなります。
さらにラインスラックがクッションの役割を果たし、多少リトリーブがブレてもラインスラックが吸収してくれるので、よりリトリーブが安定します。

 

防寒対策をしっかりする

真冬のデッドスローゲームを完遂するためには、最強クラスの防寒着が必要です。

最近ではワークマンのウエアが安価で高品質なのでオススメです。
特にイージスシリーズは評判が良いです。

グローブはハヤブサフリーノットシリーズがオススメです。
指先の感度と器用さを保つためにも、スリーフィンガーレスモデルが特にオススメです。

 

おすすめグローブ:ハヤブサ フリーノット シープバックグローブ

寒いと集中してデッドスローを完遂することができないため、魚も釣れず辛いだけになってしまうので、防寒対策はやり過ぎくらいが調度良いと肝に銘じておきましょう。

 

アタリを感じたら即フッキング

デッドスローのアタリの特徴として、誰でもわかるレベルの金属的な鋭い吸い込みバイトで襲われます。
宇宙空間を漂うように、静かで無の世界から、いきなり襲われる感覚は一度感じると病みつきになります。
アタリを感じたら瞬時にフッキングしてください。
食い込ませるとか、ラインを送るとか無駄な動作は必要ありません。

もしフッキングが決まらなかった場合は、トレースしているレンジが微妙に合っていなかったり、カラーが微妙に合っていなかったりと色々な要因が考えられますが、シンプルに運が悪かっただけの可能性もあります。

 

ネコソギDSRのチューニング方法

ネコソギDSRでのデッドスローゲームにおける、最も重要な項目として、チューニング作業があります。
このチューニングを怠ると、バスが釣れないだけじゃなく、最悪ルアーをロストする危険がありますので、必ずチューニング方法はマスターしておき、その日その日の水温に合わせて丁寧にチューニングしましょう。
デッドスローゲームの特徴として、ちゃんと狙うべきポイントに、きちんとチューニングしたネコソギDSRを通せば、1投から2投でバスが釣れてしまうので、ルアーを投げる時間よりもチューニングに時間をかけるつもりで慎重に丁寧に確実に行いましょう。

 

基本は超デッドスローフローティングの調整する。

ネコソギDSRの基本中の基本チューニングとして、超スローフローティングに設定する方法です。
このチューニングを施すことで、デッドスローリトリーブで引いてきた時のレンジキープ力が上がります。
また、何か障害物にコンタクトした時は、リーリングを止めることで浮かせて躱すことが可能となります。

 

板オモリまたはクイックチャンジャーの付いたバリバスのTGグレネードシンカーなどで調整する。

最もメジャーな方法として、ネコソギDSR自体に板オモリを貼って調整します。
板オモリを貼る位置は、お腹面なら基本どこでも良いですが、貼る位置によって微妙に得意な潜行レンジや水中姿勢が変わります。

リップの裏や頭に近いお腹面に貼ると、ネコソギDSRは頭下がりの姿勢となり、より深いレンジを攻め易くなります。
逆にお尻に近いお腹面に貼ると、浮き上がり易くなりますので、浅いレンジをトレーズしやすくなります。

 

おすすめシンカー:バリバス TGグレネードシンカー

クイックチェンジャーのついた、バリバスTGグレネードシンカーを用いる場合は、フロントフックが取り付けてあるアイに直接取り付けるのが主流です。
ワンタッチで取り付けと取り外しができるので、簡単にウェイト調整ができる反面、板オモリ程は精密にウェイト調整ができないというデメリットも存在します。

 

その日、その時、その場所に合わせてチューニングする。

琵琶湖の状況は日々、目まぐるしく変化していきます。日が変われば水温も変わりますし、魚のレンジも変わります。
琵琶湖は広いので、ポイント毎の水温の変化も顕著です。
必ず毎回ポイントに合わせて、ネコソギDSRのチューニングを行いましょう。
チューニングをサボると魚からどんどん遠ざかっていくだけでなく、ルアーをロストすることにも繋がってしまいます。
ちゃんとチューニングしたネコソギDSRなら、良いコースを通せば数投で勝負が決まるので、釣れそうなコースに投げる前に、近くの別の場所で必ず試投しておきましょう。

 

関連YOUTUBE動画

ネコソギDSRが活躍する時間帯は主に早朝や日没時、そして夜間がメインとなりますので夜の映像がほとんどですが、リーリングの様子など見れますので是非動画も参考にしてみてください。

 

まとめ

今や定番となった、琵琶湖の冬のデッドスローゲーム!
今回はその中でも最もメジャーなネコソギDSRについてご紹介しました。
ネコソギDSRがデッドスローの釣りを身に着ける上で最も簡単なルアーだと思いますので、皆様も是非チャレンジしてみてください♪

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