
琵琶湖を中心に一気に存在感を増している「キンクーエアー13インチ × フリーリグ」。特に呉行修プロが自身のガイドで使い込み、その実戦理論やセッティングをブログ等で発信したことで、「旧キンクー=ネコリグ」「新キンクーエアー13=フリーリグ最強」という流れが一気に広まりました。本記事では、呉行修プロが語るエッセンスをベースに、なぜフリーリグがキンクーエアー13にハマるのか、どんなタックル・シンカー・フックを組み合わせれば良いのか、実際の操作イメージまで分かりやすく解説していきます。
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目次
- 呉行修プロが推す「キンクーエアー13フリーリグ」とは?
- キンクーエアー13インチの特徴とフリーリグ適性
- 呉行修プロ実践タックルセッティング詳細
- 張ってステイ&即巻き合わせ|操作のキモ
- 夜釣り・濁りに効くボーンラトラーM活用術
- フリリグチェンジャーとシンカーウエイトの使い分け
- 琵琶湖で試したい実戦シチュエーション
- まとめ|キンクーエアー13フリーリグはこう使う
呉行修プロが推す「キンクーエアー13フリーリグ」とは?
呉行修プロは、旧キンクー時代からストレートワームの釣りを作り込んできた琵琶湖ガイド。その呉プロが現行モデル「キンクーエアー13インチ」に対して明言しているのが、「これはネコリグよりフリーリグが圧倒的に強い」というポイントです。
理由はシンプルで、エアホール構造による強い浮力と、ロングボディが生み出すユラユラとした残像アクションが、フリーリグの「シンカーだけ先行→ワームは遅れて立ち上がる」という動きと完璧に噛み合うから。フリーリグ化することで、ボトムに置いておくだけでもキンクーエアーが“勝手にエサっぽく見え続ける”状態を長く作ることができます。
さらに呉プロ自身、「自分のフリーリグはフリーテキサスの延長線上」というスタンスで、根掛かり回避性能とイレギュラーアクションを両立する手段としてキンクーエアー13フリーリグを位置付けています。
キンクーエアー13インチの特徴とフリーリグ適性
キンクーエアー13インチは、ボディ内部にエアホールを備えた高浮力設計+細かいリブ+ロングテールが特徴のロングストレートワームです。浮力があることで、シンカー着底後もボトムにベタっと寝ず、頭を支点に立ち上がるような姿勢や、ゆっくり倒れ込むような残像を演出できます。
フリーリグと組み合わせることで、
- シンカーが先にボトムに着き、ワームが遅れてフワッと追従
- ステイ中もボディがわずかに揺れ続け、存在感を消さない
- ウィードの隙間やブレイクをすり抜けながら誘える
といったアクションが自然に出せるため、「置いているだけで仕事をしてくれる大型シルエットのエサ」として機能します。これが呉プロが「フリーリグが一番」と断言する理由です。
呉行修プロ実践タックルセッティング詳細
呉プロがブログや実釣で紹介しているキンクーエアー13フリーリグの基本セッティングを整理すると、以下の通りです(内容は要約です)。
- ロッド:MH〜Hクラスのベイトロッド推奨。呉プロはモンストロG70MHCを愛用。
- リール:ハイギアモデル(即巻き合わせ・素早い回収重視)。
- ライン:フロロカーボン20lbクラス。ウィードとデカバスに対応する前提の太さ。
- シンカー:3.5g / 5g / 7g / 10gを状況に応じて使い分け。水深・風・流れ・ウィード量を見てチョイス。
- フック:オフセットフック5/0クラス。
- 例:がまかつ「ワーム34R」5/0
- 例:デコイ「キロフック」5/0
- クッションゴム:基本的に不要。
- オプション:頭部にボーンラトラーMをインサートすることでアピールアップ。
いわゆる「普通のヘビーワーミングタックル」よりも、掛けてから一気に勝負できる強さを重視した構成です。特に琵琶湖のウィードやロックエリアでは、細いラインや柔らかいロッドでは対応しきれない場面が多いため、このくらいの強さを前提に組むのが前提になります。
張ってステイ&即巻き合わせ|操作のキモ
呉プロ流フリーリグの大きな特徴は、「動かしすぎないこと」と「ラインテンションを緩めないこと」。
- 基本はフルキャスト → ボトムを取る → 軽く持ち上げて落とす → 長めのステイ。
- ラインは常に張り気味に保ち、ラインスラックでアタリを消さない。
- 「送り込んで食わせる」というより、違和感を感じたら即・巻き合わせで掛けにいく。
- ステイ中はロッドを立てる姿勢を維持し、微細な重み変化・モゾっとした違和感も拾う。
呉プロの考え方は、「思っている以上にワームは勝手に動いている」というもの。キンクーエアー13+フリーリグは、シンカーとワームのタイムラグや浮力で十分アクションが出るため、人間側は“余計なことをしない”方がバイトに繋がります。
掛けてからは10秒以内で勝負を決めるイメージで一気に浮かせて寄せる。ゆっくり楽しむ余裕を与えると、ウィードに潜られたり、ラインブレイクのリスクが一気に増えるのが琵琶湖サイズの怖さです。
夜釣り・濁りに効くボーンラトラーM活用術
呉行修プロが特に強調しているのが、「夜釣り+濁り時のボーンラトラーM」の重要性です。視界が効きにくい状況では、ワーム単体では気付いてもらえないケースが増えるため、ラトルによる「存在感」と「追尾のきっかけ」が釣果を大きく分けます。
- 頭付近にボーンラトラーMをインサートして使用。
- フリーリグの特性上、シンカーとワームが別々に動くため、ラトル音も不規則に出やすくバスの興味を引きやすい。
- 夜の琵琶湖や濁りが入ったタイミングでは「ラトルあり/なし」で明確な差が出ることも多い。
特に「キンクーエアー13+フリーリグ+ボーンラトラーM」は、呉プロガイドでも実績を出している組み合わせとして知られており、ナイトゲームで一度は試してほしいセッティングです。
フリリグチェンジャーとシンカーウエイトの使い分け
呉プロも高評価しているのが、「フリリグチェンジャー」。ラインを結び替えずにシンカーウエイトを素早く変更できるため、
- 風が出た時に3.5g → 7gへ即変更
- ウィードが濃いエリアだけ10gで貫通させる
- 食いが渋い時にあえて軽くしてフォールスピードを落とす
といった調整が現場でストレスなく行えます。
シンカーウエイトは、
- 3.5〜5g:浅いレンジ、スローに見せたい時
- 7g前後:オールラウンド。初めて試すならここから。
- 10g前後:風・流れ・ディープ・ウィード貫通を優先したい状況
を目安に、フィールドコンディションと相談しながら組み合わせると扱いやすいです。
琵琶湖で試したい実戦シチュエーション
キンクーエアー13フリーリグは、特に以下のようなシチュエーションで威力を発揮します。
- ウィードフラット〜ウィードエッジ:すり抜け性能を活かしつつ、隙間でステイさせて食わせる。
- ブレイク周り:シンカー着底→ワームが遅れて倒れ込む動きでブレイク沿いのデカバスを狙う。
- ナイトゲーム:ボーンラトラーMとの組み合わせでシルエット+サウンドでアピール。
- 濁り・プレッシャー高い日:「置いて喰わせる」釣りでスレた個体に口を使わせる。
単なる「デカいワーム」ではなく、「浮力」「フリーリグ」「音」「強めタックル」を一本のコンセプトとして組み上げたときに、キンクーエアー13フリーリグは武器として完成します。
まとめ|キンクーエアー13フリーリグは「置いて獲る」一撃必殺リグ
・旧キンクーはネコリグが定番だったのに対し、エアホールを纏ったキンクーエアー13はフリーリグとの相性が抜群。
・呉行修プロはフリーリグを「フリーテキサスの進化形」として使いこなし、根掛かりを抑えつつイレギュラーな動きで口を使わせています。
・強めのタックル+太めのフロロ+5/0クラスのオフセットフック+3.5〜10gシンカーという実戦的セッティングが基本。
・操作は「張ってステイ」「違和感即掛け」。動かしすぎないことが最大のコツ。
・夜釣りや濁りでは、ボーンラトラーMを組み合わせることで存在感が一気にアップ。
・フリリグチェンジャーを活用すれば、その日の状況に合わせたウエイト調整もスムーズです。
キンクーエアー13フリーリグは、「とりあえず投げとけば釣れる」類のリグではありませんが、セッティングと考え方を合わせて導入すれば、琵琶湖クラスのモンスターを狙って獲りにいける強力な一手になります。呉行修プロの理論を参考に、自分のフィールドでもぜひ試してみてください。






