バス釣り入門!ラインの種類と特徴とは?ポンドや号数ってなに?ラインに関わる基本的な知識を解説♪

こんにちは!
釣具商品アドバイザーの『おすみ』です!
バス釣りを始めたい!バス釣り初心者のための、バスを釣り上げるために役立つ記事を書かせていただいております♪

この記事のシリーズでは、バス釣りを始めた初心者が、人生初めて最初のバスを釣り上げるために必要な知識や道具などを、丁寧に基礎の基礎から説明していきます。
これからバス釣りを始める初心者の方はもちろん、バス釣り経験者だけど基礎を振り返りたい方も、是非!読んでみてください。

今回は、

バス釣りで使うラインの種類と特徴とについて
ラインのポンドや号数ってなに?

といったラインに関わる基本的な知識について解説していきます♪

※本ページはプロモーションが含まれており、広告およびアフィリエイトプログラムによる収益を得ています。

プロフィール

氏名:盛田 亮祐
ニックネーム:おすみ
バス釣り歴:25年
琵琶湖歴:11年
職業:釣具屋店員
役職:釣具商品アドバイザー

 

目次

  1. ラインの種類と特徴
    1.1 ナイロンラインの特徴
    1.2 フロロカーボンラインの特徴
    1.3 PEラインの特徴
  2. ラインのlb(ポンド)とは?
  3. ラインの号数とは?
  4. ラインの号数とlb(ポンド)換算表
  5. リールに合ったラインの選び方

 

ラインの種類と特徴

出典:株式会社バリバス (varivas.co.jp)

バスフィッシングで使用されるライン(釣り糸)は大きくわけて3種類に分けられます。

  • ナイロンライン
  • フロロカーボンライン
  • PEライン

それぞれの特徴を詳しく説明していきます。

 

ナイロンラインの特徴

出典:サンヨーナイロン株式会社 【フィッシングラインメーカー】 (sanyo-nylon.co.jp)

ナイロンラインとは、ポリアミドを素材としたあらゆる釣りで使用される最も一般的で汎用性の高いラインです。
しなやかで扱いやすく、引っ張るとちょっと伸びるクッション性があります。
ナイロンラインは比重が水に近いため水中および水面に浮くように漂う特性があります。
バス釣り初心者の方に最もオススメのラインです。

 

ナイロンラインのメリット

  • 他の種類のラインと比べると価格が安い。
  • しなやかさのお陰でライントラブルが減る。
  • しなやかさのお陰でキャストの飛距離が伸びる。
  • クッション性があるので魚をバラしにくい。
  • クッション性があるのでフックが伸びにくい。
  • 向こうアワセのノリが良くなる。
  • 水に浮くので水面系のルアーを操作しやすい。

 

ナイロンラインのデメリット

  • 他の種類のラインと比べると劣化が早く寿命が短い。
  • 摩擦に弱い。
  • 伸びる性質があるので感度が悪い。
  • 伸びる性質があるのでフッキングパワー(針をかける力)が伝わりにくい。
  • 水中に浮くので、ボトム(水底)の情報を感じにくい。

 

フロロカーボンラインの特徴

出典:株式会社バリバス (varivas.co.jp)

フロロカーボンラインとは、ポリフッ化ビニリデンを素材とした、耐摩耗性能が高いラインです。
ナイロンラインと比べると少し硬いですが、その代わりに根ズレなどの摩擦に強いラインです。
伸びも少ないため感度が良く、さらに光の屈折率が水に近いため魚から見えにくいラインです。
水より比重が重たいため、水中に沈むという特性があります。
バス釣りに少し慣れてきた中級者以上向けのラインです。

 

フロロカーボンラインのメリット

  • 耐摩耗性能が高く根ズレに強い。
  • 伸びが少ないため感度が良い。
  • 伸びが少ないためフッキングパワーが伝わりやすい。
  • 水中に沈むため、ボトムの情報を感じやすい。
  • 比重が重たいので風や波の影響を受けにくい。
  • 光の屈折率が水に近いため魚に見破られにくい。

 

フロロカーボンラインのデメリット

  • ナイロンと比べると値段が高い。
  • ナイロンと比べて硬いのでライントラブルが起きやすくなる。
  • 巻き癖がつきやすいのでキャストの飛距離が落ちる。
  • 水中に沈むため水面系のルアーの動きが悪くなる。

 

PEラインの特徴

出典:XBRAID ブランドサイト (xbraidygk.jp)

PEラインとは、ポリエチレンを素材とした、超極細のラインを編み込んで作られた撚り糸状のラインです。
超極細なのにナイロンやフロロカーボンよりも引張強度が強く、劣化もしにくく、伸びもフロロカーボンライン以上に少ないので感度がとても良いという大変優秀なラインです。
その代わり、値段が大変高価であり、しなやかですがコシが無いため、ライントラブルが起きやすいです。
また、PEラインは魚から丸見えなので、PEラインにフロロカーボンラインやナイロンラインを結束して使うリーダーシステムを組み上げる必要があります。
リーダーシステムを組み上げるには、ラインとラインを結束するための難易度の高い特殊な結び方を覚える必要があります。
水より比重が軽いため水に浮く特性があります。
使いこなすことができれば釣りの可能性が広がる上級者向けのラインです。

 

PEラインのメリット

  • 極細ラインでも引張強度が非常に強い。
  • 伸びが非常に少ないため感度がとても良い。
  • 伸びが非常に少ないためルアーへのアクションやフッキングパワーがしっかり伝わる。
  • 細い糸を使えるので空気抵抗が減りキャスト距離が非常に伸びる。
  • 劣化しにくいので長く使える。
  • 比重が軽く浮力が高いため水面系のルアーを扱いやすい。

 

PEラインのデメリット

  • 値段が非常に高い。
  • 硬いモノとの摩擦に非常に弱い。
  • 少しでも傷つくと簡単に切れる。
  • コシが無いので絡まりやすく扱いにくい。
  • 魚から丸見えなのでリーダーシステムなどで対策する必要がある。
  • 比重が軽いので風に流されやすい。

 

ラインのlb(ポンド)とは?

lb(ポンド)とは、重さを表す単位であり、ラインの引張強度を表すために、このlb(ポンド)という単位が使われております。

1lb(ポンド)が約 450gの意味であり、例えば 10lb(ポンド)のラインは約 4500gまでの負荷に耐えることができるという意味になります。

他の釣りに使われる釣り糸は、次項で説明する号数で表記してあることが多く、lb(ポンド)と号の関係として、大体 4lb(ポンド)= 1号 と言われております。
これはナイロンラインやフロロカーボンラインにおけるlb(ポンド)と号の換算方法であり、細くて強力な引張強度を誇るPEラインではこの換算方法は適用できません

 

ラインの号数とは?

号数とは、ラインの太さを表す単位です。
バス釣りではlb(ポンド)表記が主流ですが、他の魚種を狙う釣りでは号数の方が主流である場合があります。

またバス釣りにおいても、PEラインに関しては号数で表記されることが主流です。
これはPEラインが製造メーカーやラインの編み方によって大きく強度が変わるため、一律にlb(ポンド)で表すのが難しいことと、PEラインを選ぶ時は太さを基準に選ぶことが多いからです。

前項で説明したように、号数とlb(ポンド)の関係は、大体 1号 = 4lb(ポンド)と言われております。

 

ラインの号数とlb(ポンド)換算表

バス釣りでよく使われる号数とlb(ポンド)の換算表を作ってみましたので参考にしてみてください。

号数lb(ポンド)
14
1.255
1.56
28
2.510
312
3.514
416
520
625
730

 

リールに合ったラインの選び方

ラインを購入する際は、お持ちのリールのスペックに合わせて、適正な太さと強さのラインを十分な量巻き取れるように選ぶ必要があります。
バス釣りでは、リールにラインを100m前後巻いて使うのが一般的です。

まずはお持ちのリールのラインキャパシティを調べましょう。
購入したリールのスプールに明記されていたり、取扱説明書に記載されていたりしますので、何lb(ポンド)のラインが何メートル巻き取れるか調べましょう。

100m程度巻き取れるラインがそのリールの最適となるラインです。
例えば、バス釣りでの一番基本的な番手である、2500番サイズのシャロースプールモデルのスピニングリールなら、5lb(ポンド)のラインを100m巻き取ることができるので、5lb(ポンド)が最適であり、4lb(ポンド)なら130m、6lb(ポンド)なら80m巻き取ることができます。

ベイトリールでは、昔は 16lb(ポンド) が基準のリールが多かったですが、最近では 14lb(ポンド) や 12lb(ポンド) が基準となっており、代表的なエントリーモデルは 14lb や 12lb を100m巻けるように設計されております。

このように、お持ちのリールのラインキャパシティに合った、ラインの太さや強さを選ぶことでリールの特性や性能を最大限に活かすことができます
参考にしてみてください。

関連記事一覧